悩まずにはいられない 変わりつつあるオーダースーツのトレンドデザインについて

2019.07.14

滋賀のオーダースーツショップ ネオモーダです。今回はスーツのデザインについてお話ししたいと思います。

オーダースーツを作るときの楽しみのが生地選びとデザイン決めではないでしょうか。ビジネスやパーティーなど着用シーンをイメージしながら生地を選びます。流行りの生地となりますと、近年では青みの強い無地や、光沢感のあるグレーの無地。柄物となりますと、ダントツに人気があるのがウインドウペンやグレンチェックなどのチェック系がとても人気です。生地の産地で言いますとやはりゼニア、ロロ・ピアーナ、カノニコなどに代表されるイタリア製が人気です。

産地、目付け、色、柄物などう様々な生地の中からお気に入りの一着が見つかれば、次に行うのがオーダースーツのデザインを決めることです。お客様のこだわりのデザイン、着用用途に合わせたデザインなど、個々の個性を活かせる場でもありますが、やはり一番多いのはその時代に合った流行りのデザインを選ばれる方が多いのが現状です。

今回は、パンツのデザインについてお話ししたいと思います。パンツのシルエットと言うと、近年では股上が浅く、股下も足の踝の中心までぐらいの短めが多く、そしてノータックのタイトなシルエットが人気です。しかし、そのシルエットの流行りがここ一年ぐらい前から変わりつつあります。増えつつあるのがワンタックのパンツです。

タックというのはパンツの前にプリーツ状のヒダのことで、その昔はツータックのパンツが流行っていた時代もありました。ただ、タック=ワイドパンツというようなイメージがあり、近年のタイトパンツの流行りに押され、なかなか見ることのないデザインとなりました。タックは座った時にワタリ幅のゆとりを持たす機能があるのですが、ワンタックで1cm、ツータックで3cm程度のゆとりが生まれます。

ここで、重要なのがそのタックの入り方です。昔流行っていたタックはアウトタックと言い、外向けのプリーツでしたが、今流行っているタックはいんタックと言われる内向きにプリーツが入っています。あまり馴染みのないデザインですが、東京などではオーダされる方の役半分程度の方がインのワンタックだと言われています。滋賀県は都会ではない分、流行も少し遅れて入ってきますが、ネオモーダでオーダーされる方に東京や大阪での流行りの話をすると、少しずつではありますがワンタックをご希望されつお客様も増えてまいりました。特に、シーズンごとにスーツをオーダーされない方であれば、そのスーツを長年愛用されることになりますので、長い目で見たデザインにされる傾向があります。

デザインの流行りが移り変わる時は、そのまま様子を見るか、先を見た新しいデザインを取り入れるか悩みどきですが、それもスーツをオーダーする楽しみではないでしょうか。今までのスーツのラインがタイト過ぎたということもありますが、タイトデザインのスーツも終わりつつあるのは言うまでもありません。

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