オーダーメイドネクタイについて ②

2023.01.01

滋賀のオーダースーツショップネオモーダがお教えするスーツの豆知識!

前回に続いてネオモーダでも取り扱っておるオーダーメイドネクタについての続きのお話で、今回は「シルエットについて」です。


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同じ大剣幅のネクタイでも胸元のタイ幅は違います
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皆様はネクタイのシルエットを気にしたことがありますでしょうか?

大剣幅くらいは気にする方はいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、同じ大剣幅でもディンプルが作れたり作れなかったり、ノットが大きかったり小さかったり、という経験はないですか?

実は大剣幅が同じでもノットや胸元に当たる部分のタイ幅はネクタイによって結構違うんです。

弊社にある既製品用の型を確認してみると、例えば同じ大剣幅8.5cmのものでも、胸元のタイ幅が最も太いものと最も細いもので1.4cm違っています。

一般的なネクタイの胸元のタイ幅は6~7cm程度ですので、1.4cmも違うと全く別モノな印象になります。

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まずは3パターンのシルエットから選んでみましょう
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弊社ではオーダーいただいたシルエットから逆算して、1本1本ネクタイの型を起こし仕立てます。

ただ、最初からシルエットをフルオーダーするのは難しいと思いますので、3パターンのシルエットをご用意しています。

①レギュラー
ノットが小さめ、胸元タイ幅がやや細めで、スマートな印象を与えるシルエットです。

②セミワイド
ノットの大きさ・胸元タイ幅ともに普通で、バランスの取れた印象を与えるシルエットです。

③ワイド
ノットが大きめ、胸元タイ幅もやや太めで、落ち着いた印象を与えるシルエットです。

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シルエットを実現するポイントは?
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では、こうしたシルエットを実現するためのポイントは何でしょうか。

その1つは型です。

当然ですが、ネクタイのシルエットに一番影響を与えるのは型です
弊社独自の研究成果から、結んだ時のシルエットから逆算して型を起こすシステムを開発しています。

そこに職人の目算で修正を加えていくことで、より理想のシルエットに近づいていきます。

もう1つは手縫いで仕上げることです。

ネクタイを結んだ時にきれいなシルエットを描こうとした場合、多くがボトル型のネクタイとなります。

ボトル型とは大剣からノット部分にかけ、直線ではなくゆるやかなS字を描いた形のことを言います。

機械では直線的な縫い方しかできず、ボトル型のネクタイを作るには不向きなことから、芯を付ける作業は手縫いで行っています。

また、手縫いは機械縫いと違ってふんわりとした仕上がりになるのも特徴です。

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シルエットについての注意点
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最後に、シルエットについて注意点があります。

ネクタイの生地は、他の服地と違いバイアスに裁断されているため、引っ張ると伸びます。

そのため、結ぶ強さやネクタイの伸縮状況によって、ノットの高さ、胸元のタイ幅等は若干変化します。

大きくシルエットから外れることはないですが、万が一オーダーしたシルエットと全く違うものができあがったという場合は再製作しますのでご連絡ください。


滋賀県彦根市本町1-6-26 夢京橋キャッスルロード内
ビスポークテーラー ネオ・モーダ
0749-22-3500

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